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子供の肥満の原因 |
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子供自身が食生活を注意して食べ過ぎないようにすることは難しいことです。子供は個人差があるものの、お菓子などの甘い物、脂っこい物などを満足するまで食べたいものです。
つまり、子供の食生活は親がしっかり管理して、注意してあげなければいけません。子供の肥満は親の責任が大きいのです。
肥満が目立ってきて心配になるのは小学生ぐらいからですが、その芽生えは乳幼児期(3歳以下)の頃にあるといわれています。
乳幼児期のミルクの与え過ぎや、主食(ご飯・パン)にかたよった食生活、甘いお菓子や脂っこいお菓子をおやつとしてたくさん与える、などは、子供の肥満の原因となるものです。
脂肪細胞が増える時期は、胎児期(妊娠後期)、乳幼児期、思春期、に集中しています。乳幼児期は、脂肪を蓄える細胞である「脂肪細胞(しぼうさいぼう)」の数の増加がいちばん多くなる時期です。
この脂肪細胞が増える時期にカロリーを多く取りすぎると、脂肪細胞が脂肪をいっぱいいっぱいにまでため込んでしまい、それ以上ためられなくなるので、脂肪細胞の数を増加させてしまいます。
脂肪細胞は、大きさが変わったとしても、一度数が増えると減ることはありません。脂肪細胞が増加すれば、さらに脂肪をためられるようになるので、肥満になりやすくなってしまいます。
つまり、乳幼児期や学童期(小学生)の頃に肥満になると、太りやすく、痩せにくい体質になってしまうのです。
ですから、乳児期や幼児期に肥満させないようにしましょう。
それでは次のページでは、子供の肥満の解消法について見ていきましょう。
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