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このページでは、乳児期(1歳まで)と幼児期(6歳まで)の発育状態の目安を知ることができる「カウプ指数」と、学童期(7〜12歳:小学生)の肥満度の目安を知ることができる「ローレル指数」について見ていきます。
ただ、カウプ指数やローレル指数は、必ずしも「体脂肪」ではなく、あくまで身長と体重との比の計算にすぎません。肥満は、筋肉、脂肪、骨格などをふまえて判断されるものであることをご理解の上、参考になさってください。
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カウプ指数の計算式 |
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乳児期(1歳まで)と幼児期(6歳まで)の発育状態の目安を知ることができる「カウプ指数」の計算方法は下記の通りです。
・カウプ指数 = 体重g÷(身長cm×身長cm)×10
計算して出た答えを、下記の表の数値に当てはめて判定します。
判定 |
カウプ指数 |
やせすぎ |
12以下 |
やせぎみ |
13〜14 |
標準 |
15〜18 |
太りぎみ |
19〜21 |
太りすぎ |
22以上 |
(計算例)「3歳で身長95cm・体重14kg」の場合、まず身長と身長をかけるので、「95×95=9025」になります。次に体重を
9025で割ります。体重は単位をグラムにして「14000g」になるので「14000÷9025=1.55」、そしてさらに10をかけるので「15.5」となります。つまり、この場合は「標準」ということになります。
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ローレル指数の計算式 |
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学童期(7〜12歳:小学生)の肥満度の目安を知ることができる「ローレル指数」の計算方法は下記の通りです。
・ローレル指数
=体重kg÷(身長cm×身長cm×身長cm)x10の7乗
=体重kg÷(身長m×身長m×身長m)x10
※上には 2つの式がありますが、どちらで計算しても同じです。身長の単位に注意してください。
※10の7乗とは、「10000000」です。
計算して出た答えを、下記の表の数値に当てはめて判定します。
判定 |
ローレル指数 |
やせすぎ |
100以下 |
やせぎみ |
101〜115 |
標準 |
116〜144 |
太りぎみ |
145〜159 |
太りすぎ |
160以上 |
(計算例)「8歳で身長128cm・体重30kg」の場合、まず身長と身長をかけます。単位をメートルにすると「1.28m」ので、「1.28×1.28×1.28=2.097152」になります。次に体重を「2.097152」で割るので「30÷2.097152=14.3」、そしてさらに10をかけるので「143」となります。つまり、この場合は「標準」ということになります。
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ちなみに・・・ |
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成人の理想的な体重を割り出すためによく使われているものに、「BMI」というものがあります。
BMIとは、「ボディ・マス・インデックス」の略で、身長からみた体重の割合を示す体格指数です。
BMIについてくわしくは「肥満度のチェック@〜BMI」のページをご覧下さい。
それでは次のページでは、子供の肥満の原因について見ていきましょう。
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