中心性肥満(ちゅうしんせいひまん)とは、手足はやせているに顔や体が太っている状態の肥満のことです。
中心性肥満は、「クッシング症候群」などの副腎(ふくじん)の障害や病気などでも起こります。ですから、中心性肥満に加えて、頭痛、高血圧、体毛が濃くなる、ヒキビが出やすい、などの症状がある場合は、副腎系の病気がある可能性があります。
クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモンである「コルチゾール」の分泌が多くなりずぎてしまう病気です。中心性肥満や、毛細血管が拡張して皮膚が赤らんできたり、顔に脂肪が付いて丸くふくらんでしまう「満月様顔貌(まんげつよう がんぼう:ムーンフェイス)」などの症状が現れます。
また、中心性肥満はステロイドを長い間服用すると副作用として発症します。
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