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それではこのページでは卵巣がんの治療をステージ別・病期別にみていきましょう。
卵巣がんの手術については「卵巣がんの治療@〜手術」のページを、卵巣がんの化学療法(抗がん剤治療)・放射線療法については「卵巣癌の治療A〜化学療法・放射線療法」のページをご覧下さい。
▼卵巣がんのステージ(病期)別の治療
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・ステージT期 -
手術によりがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣と卵管を切除する場合と、両側の卵巣・卵管・子宮を切除する方法があります。大網(たいもう)は転移がないように見えても切除します。 |
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・ステージU期
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両側の卵巣、卵管、子宮転移のある骨盤腹膜、大綱(たいもう)を切除します。直腸にまでがんが進んでいる場合は、直腸も切除します |
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・ステージV期・W期
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V期、W期のがんでは、転移が広い範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできませんが、できるだけがんを取り除きます。U期の治療にくわえて、腹膜切除、腸管切除、脾臓摘出(ひぞう てきしゅつ)などが追加されることもあります。
がんの進行状態によっては、開腹してもほとんど何もできずに終わることもあります。化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する場合もあります。
手術後、残されたがんに対する治療として化学療法が行われます。 |
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