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肺の構造と肺ガン |
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気管支は、主気管支として左右に分かれて伸びています。そしてさらに、肺葉気管支(はいよう きかんし)、区域気管支(くいき きかんし)、亜区域気管支(あくいき きかんし)とどんどん細かく枝分かれしていきます。
そして、細かく枝分かれした気管支は肺胞(はいほう)という場所まで到達し、そこで血液と接触して酸素を血液へと渡します。
この気管支から肺胞に至る部分が肺です。そしてこの部分に発生するガンのことを肺ガンといいます。
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大別される肺ガン |
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肺ガンは発生する場所によって 2つに分けられます。
主気管支から 1〜2回 枝分かれした気管支までを肺門部(はいもんぶ)、その先の細い気管支から肺胞までを肺野部(はいやぶ)といい、肺門部にできたガンを「肺門部がん」、肺野部にできたガンを「肺野部がん」といいます。
この 2つの大きな違いは、肺門部がんの場合は、検診による胸部X線検査による写真よりも自覚症状(せき・たん・胸痛・発熱など)により発見される場合が多く、肺野部がんは、かなりガンが大きくなっても自覚症状がないことがあり、胸部X線写真により発見されることが多いです。
それでは次のページでは、ガン細胞の形態とその分類について見ていきましょう。
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