狭心症の原因

- 狭心症の原因と基礎知識について解説

狭心症原因

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、狭心症(きょうしんしょう)について解説しています。狭心症は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、狭心症はとても危険な病気なのです。ですから狭心症について理解し、狭心症の症状・原因・治療・検査や、さらに気になる色々な情報・基礎知識などから、狭心症を早期発見・予防できるようにしましょう!
 狭心症について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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狭心症の原因
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     狭心症の原因


 狭心症の直接の原因は、「動脈硬化(どうみゃくこうか)」にあります。動脈硬化とは、動脈の血管の内側にコレステロールがくっついて血管の弾力がなくなり、硬くもろくなる病気です。

 動脈硬化には、動脈の血管の内側にコレステロールがたまってふくらむ「粥腫(じゅくしゅ:プラーク)」が発生するものがあります。

 粥腫(じゅくしゅ)ができてそれがふくらんで大きくなってくると、心臓の血管である冠動脈がせまくなっることで、心臓の筋肉である心筋へ血流が十分に行き渡らなくなり、狭心症の症状である胸の痛みなどが起こります。

 粥腫が大きくなったり、さらに粥腫が破裂して中身が出てしまい血液に触れることで「血栓(けっせん)」という血の固まりになったりすると、今度は冠動脈がふさがってしまい、ふさがった先の心筋への血流が完全になくなり、「心筋梗塞(しんきんこうそく)」になってしまいます。

 心筋梗塞が起こると、詰まった血管の先への血流がなくなることで、その血流により酸素や栄養を得ていた心筋の細胞が壊死(えし)してしまいます。

 死んでしまった細胞は活動を停止してしまうので、心臓の機能が低下して、胸の激しい痛みなどを感じたり冷や汗などの症状が出てきます。さらに、不整脈・心不全などの危険な状態になってしまうこともあります。



動脈硬化の原因とは?

 狭心症の直接の原因が動脈硬化にある、ということはわかっていただけたと思います。

 では、動脈硬化の原因とは何なのでしょうか?

 動脈硬化を引き起こす原因はいくつかあるのですが、まずは「加齢」です。高齢者になると動脈硬化は誰でも起こりやすくなります。

 また喫煙食生活などの生活習慣により、動脈硬化になる確率が高くなることもあります。

 さらに、動脈硬化は他の病気により引き起こされることもあります。その代表的な病気が、「高血圧」、「糖尿病」、「高脂血症(こうしけつしょう)」、「肥満」、です。

 これらの病気の全てが生活習慣に大きく関わっています。ですから狭心症への対策は動脈硬化を予防することであり、動脈硬化を予防することは生活習慣を改善することにあります。

 動脈硬化と「高血圧」、「糖尿病」、「高脂血症」、「肥満」、などの関わりについては、心筋梗塞の解説ページの「心筋梗塞の原因A〜動脈硬化」にて解説・紹介していますので、合わせてご覧下さい。


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