運動療法のコツ

- 糖尿病の運動療法のコツについて解説。

運動療法コツ

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 このページでは、糖尿病(とうにょうびょう)について解説しています。糖尿病は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、糖尿病はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから糖尿病について理解して、糖尿病の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、糖尿病を早期発見・予防できるようにしましょう!
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     糖尿病の運動療法C〜運動を選ぶコツ


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どんな運動を行うか

 運動療法をするにしても、どのような運動を行えば良いのかわからないという人もいらっしゃるでしょう。

 頑張りすぎてあまり激しい運動をすることはよくありません。主治医から指示があるとは思いますが、最初は負担の少ない運動から行うようにします。

 運動療法も食事療法のように長く続けていく必要があるので、無理なく、効果的に運動療法を行っていくように注意して、運動療法を行っていきます。

 運動療法を効率的に、そして長続きさせていくには、運動の種類、運動の激しさ(運動強度)、運動をする時間の長さ、運動をする時間帯、などが重要となります。

 それでは、どのように、そしてどのような運動を行っていけばよいのでしょうか?

 どんな運動を行うかを決めるときに注意したい点を、いくつか見ていきましょう。



有酸素運動をしよう

 糖尿病の運動療法では、全身を使う運動で、さらに「有酸素運動」をするのが最適です。

 有酸素運動とは、たくさんの酸素を体に取り入れながら行う、酸素がちゃんと筋肉に行き渡る運動のことです。あまり激しい運動ではなく、ウォーキング、ジョギング、自転車、水泳、エアロビクス、なわとび、などがあります。

 有酸素運動により、体内の糖質や脂肪の利用がよくなるので、血糖値を下げ、肥満を解消することができます。



手軽にできる運動しよう

 運動療法は、日常的に長く続けていく必要があります。

 ただ、運動をするのに、お金がかかったり、自分以外の人が必要だったり、特別な場所が必要だったり、すると、自分が運動したいときにできないということが起こってしまいます。

 ですから、どんな運動を行うか決めるときは、一人でできて、お金があまりかからず、自分の都合のよい時間にできるものを選ぶといいです。


激しい運動は避けよう

 あまり激しい運動ですと、長くつづけていくことが辛くなってしまいます。 さらに、無理な運動により体調が悪化してしまうこともあり得ます。

 ですから、運動は無理なく続けられるものがよいでしょう。

 運動療法は、運動によりブドウ糖を消費することだけが目的ではありません。それよりも、運動療法を続けていくことでインスリンの感受性をよくしたり、筋肉を増やすことでエネルギーの消費を円滑(えんかつ)にしていくことが重要なのです。

 激しい運動によりブドウ糖をたくさん消費しようとするのではなく、長期間つづけられる運動をじっくりと行っていきましょう。



調整できる運動にしょう

 運動は、激しさを調整できるものを行いましょう。

 自分で激しさを調整できないと、体調が悪化しても無理をしてしまうことがあります。

 運動を行っていて、少しでも体調が悪くなったらすぐに運動を中止したり、負担が大きすぎる場合は運動の激しさを緩めたりして、調整できる運動をすることで、安全に運動療法を行っていけます。

 目安ですが、運動療法をおこなう人の限界とされる運動を100%だとすると、糖尿病の運動療法では 40%〜60%ぐらいの運動強度(運動の激しさ)が適当であるとされています。



準備運動を忘れずに

 運動をするまえには、必ず準備運動をしましょう。

 ひざの屈伸やアキレス腱を伸ばすなどのストレッチをして、体をほぐすことは運動によるケガの予防になります。

 めんどくさがらずに、しっかりと体を伸ばして、ほぐしてから運動をしましょう。無理におこなうとストレッチで体を痛めてしまうので、ゆっくり行いましょう。



 それでは次のページでは、糖尿病の運動療法をする時間について見ていきましょう。

※次のページ「糖尿病の運動療法D〜運動をする時間」へ続く・・・・





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