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重要な運動療法 |
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糖尿病の運動療法は、食事療法とならんで糖尿病治療の基本となるものです。
運動を行うことで、糖尿病の原因となる肥満を解消できたり、インスリンの作用をよくしたり、脂質代謝を改善するなど、糖尿病治療の様々な効果があります。
ですから、食事療法とともに運動療法を行っていくことで、血糖値を正常に保つ「血糖コントロール」をする上で、かなりの効果が期待できます。
それでは、運動療法をしていくと糖尿病の改善のためにどのような効果があるのかをみていきましょう。
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運動療法と食事療法 |
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運動をすると、カロリー(エネルギー)を消費することができます。
運動でカロリーを消費できるなら、「食事は普通に食べてもいいのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、それは違います。
運動によりたくさんのカロリー消費しようとすると、とても大変な運動量をおこなわなければいけません。
300kcal〜400kcal を運動で消費しようとすると、歩いて 2時間以上、ジョギングなら
40分以上運動する必要があります。
300kcal 程度の食品はすぐに食べてしまえる量です。ですから食事療法を行わず好き勝手に食べて、運動でその分を消費しようと思ったら、スポーツ選手のような運動を毎日行っていくことになってしまいます。
ですから、糖尿病の治療は、食事療法と運動療法を同時に行っていくことがとても大切なのです。
ただ、運動療法はどんな糖尿病の人でも行うべき治療法ではありません。糖尿病の状態により運動療法を行わない方がよい場合もありますので、必ず医師の指示のもとで行いましょう。
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運動療法の効果とは? |
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運動療法を行うことで、下記のような様々な良い効果があります。
それでは、次のページでは、それぞれについてもう少しくわしく見ていきましょう。
※次のページ「糖尿病の運動療法A〜運動療法の効果」へ続く・・・・
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