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糖尿病の種類 |
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糖尿病には、大きく 4つの種類があります。
それが、「1型糖尿病(若年性糖尿病)」、「2型糖尿病」、「特定の原因によるその他の糖尿病」、「妊娠糖尿病(にんしん とうにょうびょう)」、です。
日本人のほどんどが「2型糖尿病」です。糖尿病の人の約 90%を占めているといわれています。
糖尿病の種類別の解説は、「」のページにてくわしく解説紹介しています。
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増えつつある糖尿病 |
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糖尿病は、増加しつつある病気です。
戦後には患者数は減少しましたが、そこからまた患者数は増加していっています。
日本で糖尿病が増加してきている理由は、食生活の変化に大きな原因があるとされています。
戦後からの食の欧米化により、肉類中心の高脂肪・高カロリーの食生活により肥満する人が増加しました。肥満は糖尿病になる危険を高めてしまいます。
そして、運動不足になる人が増えました。交通手段が整えられ、かなり便利になりましたが、歩く機会が減り、体を動かさないことで、それがさらに肥満へを招いてしまうのです。
「糖尿病はぜいたく病」といわれた時代もありました。「ぜいたく」という言葉とは違うと思います。かなり偏った見方ですね。でも、多くの人の食糧事情がよくなったという意味では当たっています。
つまり、糖尿病は、「高カロリーの食事・食べ過ぎ」と「運動不足」などの生活習慣がもたらす場合が多い病気なのです。
これが、糖尿病が生活習慣病と呼ばれる理由なんですね。
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糖尿病と人数と年齢 |
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糖尿病の患者数は、約 740万人以上と言われています。さらに、糖尿病になる一歩手前の「糖尿病予備軍(境界型糖尿病:きょうかいがた とうにょうびょう)」の人も含めると、約1600万人を大きく上回ります。
2型糖尿病を年齢で見ますと、高齢になるにしたがってその人数が増えてきます。
40歳ぐらいから増えてきて、男性では、50歳代から、女性では 60歳代から増加しているといわれています。
糖尿病は、40歳以上の方の約 10%が糖尿病であるというデータがあります。つまり、40歳以上の
10人に 1人の割合で糖尿病である、ということになります。
1型糖尿病(小児糖尿病)では、10歳代に発症することが多いのですが、20〜30歳代でも発症し、また、高齢で発症する場合もあります。
それでは次のページでは、糖尿病を知る上では避けては通れない「インスリン」についてくわしく見ていきましょう。
※次のページ「糖尿病とインスリン@〜インスリンの働き」へ続く・・・・
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