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2型糖尿病とは? |
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2型糖尿病とは、日本人の糖尿病患者の約90%を占めている種類の糖尿病です。通常、「糖尿病」というと、この「2型糖尿病」のことです。
2型糖尿病は、大人になってから発症することがほとんどです。生活習慣病としても知られていますね。中年から高齢者、また肥満している人に起こりやすい糖尿病です。
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2型糖尿病の原因 |
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2型糖尿病の原因は、生まれつき糖尿病になりやすい体質のある人が、過食、運動不足、肥満、、ストレス、などの生活習慣の乱れ(環境による要素)が加わることで発症します。
「糖尿病になりやすい体質」というのは遺伝的なものです。つまり、親や親戚などに糖尿病の人がいると、糖尿病体質を受け継いでいる可能性があります。また、糖尿病体質は日本人の約30%が持っているといわれています。
ただ、糖尿病体質であるからといって、必ず糖尿病になるわけではありません。糖尿病の原因としていちばん重要なのは、体質よりも生活習慣にあるといえます。
つまり、糖尿病体質であっても、食べ過ぎず、肥満しないようにして、日々の適度な運動を心がければ、糖尿病にならずにすむということです。
高齢になるにしたがって糖尿病になりやすくなるので、「加齢」も糖尿病の原因といえますが、「加齢」だけでは糖尿病にはなりません。やはり生活習慣を乱さず生活していくことが糖尿病を発症させないためには大切なことです。
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2型糖尿病の症状 |
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2型糖尿病の症状は、初期では自覚症状がありません。糖尿病はゆっくりと進行していき、体調の異変などの自覚症状が現れたころには、かなり糖尿病が進行している状態となります。
体調の異変とは、尿の量が増える、疲れやすい・だるい、のどが渇く、いつも通り食べているのに体重が減ってくる、などです。
これらの症状がある場合はすぐに糖尿病の治療を開始する必要があります。
糖尿病を初期に発見するには、「定期的な検査」を受けることです。糖尿病は数年から数十年という時間をかけて進行していくので、半年に 1回、または 1年に 1回の定期検査(健康診断)を受けるようにすれば、早い段階で糖尿病を発見することができます。
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2型糖尿病の治療 |
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2型糖尿病の治療は、「食事療法(しょくじ りょうほう)」と「運動療法(うんどう りょうほう)」による血糖コントロールがメインとなります。
ただ、食事療法や運動療法でも血糖値を正常値にコントロールできない場合は、血糖値を下げるための飲み薬やインスリン注射(インシュリン注射)などの「薬物療法」を行うこともあります。
それでは次のページでは、糖尿病の種類の「その他の糖尿病」についてくわしく見ていきましょう。
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