1型糖尿病

- 糖尿病の種類と1型糖尿病(一型糖尿病・若年性糖尿病)について解説。

1型糖尿病とは

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、糖尿病(とうにょうびょう)について解説しています。糖尿病は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、糖尿病はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから糖尿病について理解して、糖尿病の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、糖尿病を早期発見・予防できるようにしましょう!
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     糖尿病の種類@〜1型糖尿病(若年性糖尿病)


糖尿病の種類

 糖尿病には、大きく 4つの種類があります。

 それが、「1型糖尿病(若年性糖尿病)」、「2型糖尿病」、「その他の糖尿病」、「妊娠糖尿病」、です。

 この中でも問題になる糖尿病は、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」です。

 通常、一般的に糖尿病と呼ばれる場合は、「2型糖尿病」のことを指します。2型糖尿病は、主に生活習慣の乱れにより発症する糖尿病です。

 それでは、代表的な糖尿病の種類 4つについて、それぞれくわしく見ていきましょう。



1型糖尿病(若年性糖尿病)とは?

 1型糖尿病とは、血糖値を下げる作用のある「インスリン」の分泌量が絶対的に少なくなってしまうことが原因で発症する糖尿病のことです。

 日本での 1型糖尿病の方の人数は、糖尿病全体の約3〜5%ぐらいと少ないです。

 発症する年齢は、若い人で、特に子供に多いです。3〜4歳と9〜10歳ぐらいに発症のピークがあります。若い人に多く見られる糖尿病なので、「若年性糖尿病(じゃくねんせい とうにょいうびょう)」とも呼ばれます。

 ただ、若い人だけでなく、中年以降の方にも発症することがあります。



1型糖尿病の原因

 インスリンの分泌量が少なくなってしまう原因は、インスリンを分泌する働きのある膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島(らんげるはんす とう)のβ細胞(べーた さいぼう)が何らかの原因で破壊されたためです。

 β細胞が破壊される原因は、まだはっきりとは解明されてはいませんが、「自己免疫機能」との関わりにより発症する、ということが言われています。

 まだよく解明されていないある種のウイルスが感染することにより、自己免疫機能が体内に侵入してきた異物を排除しようとする働きをします。ただ、この働きに異常が起こることで、自分自身の組織であるβ細胞を攻撃してしまうのではないかといわれています。

 ちなみに、膵臓のランゲルハンス島β細胞を侵すと疑われているウイルスは、おたふくかぜのウイルス、コクサッキーウイルスB群、EBウイルス、などがあります。



1型糖尿病の症状

 1型糖尿病の症状は、多くの場合突然発症します。そして急速に進行して悪化していきます。

 かぜのような症状が起こり、その後しばらくすると、尿の量が多くなる、のどが渇く、全身がだるくなる、急激にやせる、などの症状が現れます。

 このまま対処せずに放置すると、短期間で「昏睡状態(糖尿病性昏睡:とうにょいうびょう せい こんすい)」という危険な状態になってしまうので、早く治療を開始する必要があります。



1型糖尿病の治療

 1型糖尿病は、それ自体を治すことはできません。

 ですので、絶対的に不足しているインスリンを毎日自分で注射により体内へ取り入れることで、血糖値をコントロールしていきます。



 それでは次のページでは、糖尿病の種類の「2型糖尿病」についてくわしく見ていきましょう。

※次のページ「糖尿病の種類A〜2型糖尿病」へ続く・・・・





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