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食事指示票により、1日 3食の単位の配分と、どの食品を選べばよいのかがわかりました。
次は、それらの食品により、どのような献立を組み立てていくか、つまり「献立づくり」を行っていきます。
献立づくりの考え方は、「主食(しゅしょく)」、「主菜(しゅさい)」、「副菜(ふくさい)」、「汁物(しるもの)」という構成を基本にして考えていくとやりやすいです。
主食は、「表1」の食品から選びます。ご飯、パン、などです。おかずでジャガイモなどの食品を使う場合は、その分ご飯を減らします。
主菜は、「おかず」です。「表3」の食品から選びます。肉や魚などを使ったメインのおかずになります。
副菜は、おもに「表6」の食品から選びます。サラダ、煮物、あえ物、などです。「表3」の食品から組み合わせて単位を調整してもいいでしょう。
汁物は、「表3」と「表6」などの食品から選びます。みそ汁、スープなどです。汁物に入れる具によって、主食や主菜(おかず)でとる食品の単位を調整することができます。
献立づくりの手順は、まず「主食・主菜・副菜・汁物」にどの食品を使っていくかを決めていきましょう。
慣れないうちは料理名から考えずに、どの食品を使うか、から考えた方がやりやすいです。それからどのように調理するのかを決めましょう。
また、同じ表から 2種類以上の食品を選んだ場合は、指示単位の範囲内でそれぞれの食品に単位を配分していきましょう。食品交換表をみて、1単あたりの分量を確認しながら決めていきます。
そして、調味料を決めます。どんなものを使うか、分量なども間違えないようにします。
最後に、食事指示票と食品交換表を見て、食品の単位や分量などが間違えてないかどうかを確認します。
間違いがなければ、献立の完成です。最初はとまどうかもしれませんが、慣れていけばスムーズに行えます。献立のバリエーションも増えてくればもっと楽になります。
それでは、次のページでは、糖尿病の献立づくりのコツについて見ていきましょう。
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