ケトン性糖尿病性昏睡

- ケトン性糖尿病性昏睡の原因・症状について解説。

ケトン性糖尿病性昏睡とは

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、糖尿病(とうにょうびょう)について解説しています。糖尿病は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、糖尿病はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから糖尿病について理解して、糖尿病の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、糖尿病を早期発見・予防できるようにしましょう!
 糖尿病について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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     糖尿病と昏睡A〜原因と症状


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ケトン性糖尿病性昏睡が起こる原因

 ケトン性糖尿病性昏睡が起こる原因は、下記の通りです。


・1型糖尿病を発症しているのに、気付かずに放置している
・インスリン療法(インスリンを注射により体内へ取り入れる
 方法)を行っている方が、自分の判断でインスリン注射を
 やめたり、打つのを忘れたりしたとき
・インスリン療法を行っている方が、インスリンの量を間違えて
 注射したり、適切な量ではなかったとき
・2型糖尿病の方が、高血糖でありながら、肺炎、腎盂炎
 (じんうえん)、虫垂炎(ちゅうすいえん)、などの重い感染症
 で高熱を出したとき
・肉体的な疲労や精神的なストレスにより、血糖値が上がった
 とき
・暴飲暴食により血糖値が上がったとき



ケトン性糖尿病性昏睡の症状

 昏睡になる前の症状は、異常なのどの渇き、尿の量が増える、などの症状がおこり、体がだるくなります。

 そのうちに、食欲がなくなり、吐き気・嘔吐(おうと)がおこります。さらに放置すると、激しい腹痛が起こることもあります。

 そして、しだいに意識がもうろうとしてきて、最後には昏睡状態になってしまいます。

 少しでもケトン性糖尿病性昏睡の可能性がある症状があらわれたら、危険ですのですぐに医師に診てもらいましょう。とくに患者さんが意識を失って昏睡状態になってしまったら一刻をあらそいます。すぐに救急車を呼びましょう。



突発的な 1型糖尿病の典型症状

 1型糖尿病の人は、昏睡状態にならないように特に注意が必要です。急に 1型糖尿病になり、その症状がでているのに対処しないで放置していると、昏睡状態になり、とても危険です。

 1型糖尿病の典型的な症状は、最初、かぜのような症状を感じることがあります。そして急激にのどが渇いてきて、尿の量が増え、夜中でもトイレに何度もいくようになります。

 これらのような症状が起こったら、1型糖尿病の可能性があるります。放置して昏睡状態にならないように、すぐに医師に診てもらいましょう。



非ケトン性高浸透圧性昏睡

 「非ケトン性高浸透圧性昏睡(ひ けとん せい こうしんとうあつ せい こんすい)」とは、ケトアシドーシスにならずに起こる糖尿病性昏睡のことです。死亡率が高く、危険です。

 非ケトン性高浸透圧性昏睡の原因は、高血糖と脱水症状です。多くみられるのは、主に高齢者の2型糖尿病の人です。

 高齢者の方に多くみられる理由は、高血糖により尿が増えてのどが渇くようになっても、年齢のせいであると思ってしまい対処が遅れ、脱水症状になりやすいからです。

 さらに、腎不全(じんふぜん)や脳卒中などの合併症を起こしている方は特に注意が必要です。

 高齢者の方は気付きにくい部分があるので、ご家族の方も体調の異変に日頃から注意をくばるようにしましょう。





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