糖尿病性昏睡

- 糖尿病性昏睡の原因・症状について解説。

糖尿病性昏睡とは

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、糖尿病(とうにょうびょう)について解説しています。糖尿病は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、糖尿病はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから糖尿病について理解して、糖尿病の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、糖尿病を早期発見・予防できるようにしましょう!
 糖尿病について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
糖尿病 一覧へ 糖尿病と昏睡@
     糖尿病と昏睡@


 糖尿病が進行すると、様々な合併症が起こってくることは、他のページ「糖尿病の合併症@〜3大合併症」でも解説しましたが、糖尿病の合併症でも急激に症状があらわれる怖い急性の合併症があります。

 それが「糖尿病性昏睡(とうにょうびょう せい こんすい)」です。

 糖尿病性昏睡とは、インスリンが不足しすぎることで起こる症状です。発症することは多くはありませんが、すぐに対処しないと最悪の事態になる可能性がある危険な合併症です。

 糖尿病性昏睡がなぜ起こるのかというと、インスリンが極端に不足することでブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用することができなくなると、その代わりに体にたくわえられた脂肪やタンパク質をエネルギーとして利用しようとします。

 このときに、副産物として「ケトン体(けとんたい)」と呼ばれる酸性の物質が発生するのですが、このケトン体が血液の中に増えてたまってしまうと、血液が酸性になります。

 この、血液が酸性の状態を「ケトアシドーシス」といいます。

 ケトアシドーシスの状態になると、体のいろいろな機能の働きが低下します。そして脳細胞への酸素の供給もなくなっていき、脳の機能も低下して意識が薄れて、意識がなくなる「昏睡」の状態になってしまうのです。

 このように、ケトン体が増加することで発症する糖尿病性昏睡のことを、「ケトン性糖尿病性昏睡(ケトン性昏睡)」といいます。

・ケトン体とは・・・ ケトン体は、「尿アセトン体」とも呼ばれます 。糖質が利用されずに、その代わりに脂肪やタンパク質が分解される過程でできる物質で、「アセト酢酸」、「ヒドロキシ酪酸」、「アセトン」、の 3つの物質の総称です。


 それでは次のページでは、ケトン性糖尿病性昏睡の原因と症状について見ていきましょう。

※次のページ「糖尿病と昏睡A〜原因と症状」へ続く・・・・





次のページ「糖尿病と昏睡A〜原因と症状」へ進む
前のページ「糖尿病の症状B〜合併症による症状」へ

糖尿病 一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved