※前のページ「糖尿病の検査と診断F〜状態を調べる検査V」の続きです↓
|
糖尿病の合併症を調べるための検査 |
|
|
糖尿病が進行すると、様々な合併症が発症します。
その中も、もっともよくみられるものが、「糖尿病性網膜症」、「糖尿病性腎症」、「糖尿病性神経障害」、の3つで、「3大合併症」と呼ばれています。
糖尿病の怖いところは、これらの合併症です。合併症が発症してさらに進行すると、体に異常を感じ、様々な障害をもたらします。
ですので、糖尿病であると診断されたら、次の検査は糖尿病により合併症が発症しているかどうかを調べる検査を行います。
糖尿病の合併症を調べる検査は、まず最初に、糖尿病性網膜症を調べるための「眼底検査(がんていけんさ)」を行います。
|
眼底検査 (がんていけんさ) |
|
|
眼底検査とは、目の網膜の血管をしらべるための検査です。糖尿病により網膜の血管が侵される「糖尿病性網膜症(とうにょうびょうせい もうまくしょう)」を調べることができます。
網膜は細い血管が集まっていて、高血糖により最初に障害が起こりやすいため、網膜の血管に異常があるかどうかを調べることで、自覚症状のない合併症の初期の段階でも、合併症が発症しているかを知ることができます。
網膜の血管を調べる眼底検査の方法は、「眼底カメラ」という器具を使います。網膜の血管は肉眼で見ることができる唯一の場所なので、眼底カメラにより、直接、網膜の血管を調べることできます。
それでは次のページでは、糖尿病の合併症である糖尿病性腎症の検査について見ていきましょう。
※次のページ「糖尿病の検査と診断H〜腎症を調べる検査」へ続く・・・・
|