※前のページ「糖尿病の検査と診断B〜診断のための検査U」の続きです↓
|
糖尿病と確定するには・・・ |
|
|
空腹時血糖値、ブドウ糖負荷試験、随時血糖値、などの糖尿病の検査を行った結果、1回だけ基準値を上回ってしまっただけでは、「糖尿病型である(糖尿病である可能性が高い)」とされても、「糖尿病である」とは確定されません。
なぜなら、血糖値は、前の日の食事や飲酒、ストレスなどの影響により変化するために、1回の検査結果だけで確定することは不確かであるからです。
糖尿病であると確定診断をするには、さらに糖尿病の症状があるのかどうかを調べたり、ヘモグロビンA1C(エーワンシー)の値をしらべる検査の「グリコヘモグロビン検査(次のページ以降で解説)」などを行う必要があります。
そして、糖尿病型の人が、下記の条件に 1つでも当てはまると、糖尿病であると確定されます。
▼糖尿病型の人が糖尿病と診断される条件
(1つでも当てはまると糖尿病とされる) |
|
|
・糖尿病の症状がある(のどが渇く、多尿、多飲、体重減少、他) |
|
上の条件のどれにも当てはまらない場合は、別の日にまた検査を行います。そして、2回目の血糖検査(空腹時血糖値、ブドウ糖負荷試験、随時血糖値))で「糖尿病型」であるという結果が出た場合は、「糖尿病である」と確定診断されます。2回目で糖尿病型に当てはまらなかった場合は、経過観察となります。
それでは次のページでは、糖尿病の状態を調べる検査について見ていきましょう。
※次のページ「糖尿病の検査と診断D〜状態を調べる検査T」へ・・・・
|