糖尿病性神経障害の検査

- 糖尿病性神経障害の検査について解説。

糖尿病性神経障害検査

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、糖尿病(とうにょうびょう)について解説しています。糖尿病は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、糖尿病はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから糖尿病について理解して、糖尿病の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、糖尿病を早期発見・予防できるようにしましょう!
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     糖尿病の検査と診断I〜神経障害を調べる検査


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腱反射テスト(けん はんしゃ てすと)

 腱反射テストとは、ゴム製のハンマーで膝(ひざ)の下やアキレス腱を軽くたたいて、反射があるかどうかを調べる検査です。

 糖尿病の 3大合併症である「糖尿病性神経障害(とうにょうびょうせい しんけいしょうがい)」を調べる検査の一つです。



震動覚検査 (しんどうかく けんさ)

 震動覚検査とは、震動させた電動音叉計(でんどう おんさけい)を足のくるぶしやすねの上に当てて調べる検査です。

 健康であれば震動を感じますが、糖尿病性神経障害があると感覚がありません。



知覚検査 (ちかく けんさ)

 知覚検査とは、針などで皮膚をつっついて、痛みを感じるかどうかを調べる検査で、糖尿病性神経障害を調べるときに行う検査の 1つです。



心拍変動測定 (しんぱく へんどう そくてい)

 心拍変動測定とは、心電図をとりながら心臓の拍動がどのように変化しているのかを調べる検査です。

 心拍は自律神経により調整されています。ですから、糖尿病性神経障害により自律神経に障害があると、心拍の変化に異常が見られます。




その他の合併症の検査

 糖尿病になると、「動脈硬化(どうみゃくこうか)」になる危険性が高くなります。

 ですので、糖尿病では 3大合併症以外にも、動脈硬化により発症する「狭心症(きょうしんしょう)」や「心筋梗塞(しんきんこうそく)」などの心臓の病気にも注意する必要があります。

 心臓を調べる検査は、「心電図検査」や「胸部X線検査(胸部レントゲン検査)」などがあります。



心電図検査 (しんでんず けんさ)

 心電図検査とは、心臓が拍動(はくどう)する時に発生するわずかな電流を、専用の装置でとらえて心臓の異常を調べる検査です。

 糖尿病の人は、心臓の周りを走っている「冠動脈(かんどうみゃく)」と呼ばれる血管に動脈硬化が発生する確率が高く、そのために「狭心症」や「心筋梗塞」が発症してしまうことがあるので、心電図検査は重要な検査です。



胸部X線検査 (きょうぶ えっくすせん けんさ)

 胸部X線検査(胸部レントゲン検査)では、心臓や大動脈の異常を見ることができます。

 この検査により、動脈硬化の程度、心臓の肥大(ひだい)、肺炎、肺結核があるかどうかなどを調べることができます。



 上記以外にも、合併症を調べる検査は様々なものがあります。これらの検査により、合併症が発症しているのか、またその進行程度をしっかりととらえて、その後の治療方針が決定されます。





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