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家や職場などなら、周りの人に自分が低血糖になったときの対処をお願いすることができますが、1人で街を歩いている時に急に低血糖になることもあります。
自分で低血糖に対処できず倒れてしまったり、意識がないまま病院に運ばれた場合、患者さんのことを知らない人は適切な対処をすることが難しくなります。
そのような時、誰にでも自分の状態を知らせることができるのが、「糖尿病カード」です。
糖尿病カードとは、自分が糖尿病であること、そして低血糖になって意識不明になったり倒れたりしたときには砂糖をなどの甘いものを食べさせて欲しいことなどを書いておくカードです。
また、自分の名前、電話番号、住所、かかりつけの病院名と電話番号、主治医の名前、などをも記述しておきます。
このカードを常に持っておけば、他の人に自分の状態や簡単な対処方法を伝えることができます。
糖尿病カードはもらうこともできますし、自作することもできます。
糖尿病カードが欲しい人は、主治医の先生に相談してください。もしくは、送料が必要ですが、日本糖尿病協会からでももらえます。くわしくは日本糖尿病協会ホームページの「糖尿病療養グッズ」のページをご覧ください。
自作したい方は、名刺ぐらいの丈夫な紙(厚紙など)に、下記のように記述すればOKです。
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(表) |
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私は糖尿病です |
I HAVE DIABETES |
私が意識不明になったり、異常な行動が見られたら、わたしの携帯している砂糖(ブドウ糖)を食べさせるか、ジュースなどの砂糖入りの甘いものを飲ませて下さい。
それでも回復しないときは、裏面の医療機関に電話して、指示を受けて下さい。 |
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(裏) |
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※裏面に記述する内容は下記を参考にして下さい。 |
・氏名 |
・電話番号 |
・住所 |
・受診医療機関名 |
・主治医名 |
・カルテ番号 |
・受診医療機関の電話番号 |
・治療内容
(薬は飲んでいるか、インスリン療法は行っているか、飲んでいる薬の名前、インスリン製剤の種類など、ある程度くわしく記述しておく) |
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