インスリンの作用不足

- インスリンの作用不足について解説。(インシュリン)

インスリンの作用不足

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     糖尿病とインスリンA〜インスリンの作用不足


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インスリンの作用不足

 血糖値を上げるホルモンは数種類ありますが、血糖値を下げるホルモンはインスリン(インシュリン)ただ一つです。

 糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなってしまう病気であることは解説しましたが、血糖値が慢性的に高くなってしまう原因は、この「インスリンの作用不足」にあります。

 血糖値を下げる働きをするのはインスリンしかないわけですから、インスリンの作用不足は高血糖につながってしまい、糖尿病になってしまうわけです。

 それでは、インスリンの作用不足が起こるのはどのような場合なのかを見ていきましょう。


▼インスリンの作用不足の状態
インスリンの分泌がほどんどなくなってしまう
 インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島β細胞(べーたさいぼう)が何らかにより壊れてしまったために、インスリンをちゃんと分泌できなくなる場合があります。
分泌されるインスリンの量が少ない
 通常、血糖値が上がると、それに合ったインスリンの量が分泌されますが、少量のインスリンしか分泌されなくなってしまい、血糖値が下がらなくなります。
分泌されるインスリンのタイミングが悪い
 インスリンが分泌されるのは、食後などの血糖値が上がったときなのですが、そのタイミングがずれてしまうために、血糖値下がらなくなってしまいます。
インスリンの働きが悪くなる
 インスリンの分泌されている量は問題ないのですが、その働き・作用が悪くなってしまうことがあります。これは、インスリンに問題があるのではなく、インスリンを受け入れる細胞に問題があります。このようなインスリンがうまく効かなくなる状態を「インスリン抵抗性」といいます。


 上記のような理由により、インスリンの作用不足が起こります。インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島β細胞(B細胞)の異常や障害、またインスリンを受け入れる細胞側に問題があると、インスリンがうまくブドウ糖をエネルギーとして吸収する働きができなくなり、いつまでも血液の中のブドウ糖が減らずに高血糖の状態が続いてしまうのです。

 インスリンの作用不足により、食後や空腹の時の血糖値がある一定の値(あたい)以上であり、そしてその状態がずっと続いていることが確認されたとき、糖尿病であるということになってしまうのです。



 それでは次のページでは、インスリン抵抗性についてくわしく見ていきましょう。

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