「前立腺肥大とは?@」のページの続きです。前立腺と前立腺肥大について解説しています。
前立腺は、思春期のころになると急激に大きく成長してきます。
前立腺の内部は、辺縁領域(へんえんりょういき)、移行領域、中心領域、繊維筋性間質(せんいきんせいかんしつ)の 4つの領域に分けることができます。 そして前立腺の外側は丈夫な膜で覆われています。
前立腺からは、前立腺液が分泌されます。前立腺液は精液の一部で、乳白色(にょうはくしょく)でネバネバしています。
前立腺液は、精子の栄養分や、たんぱく分解酵素、有機リン酸分解酵素、クエン酸、電解質なども含まれていて、精子を保護したり、精子の運動を活発にしたりする役割があります。
前立腺は、射精の時は緊張して尿道と膀胱(ぼうこう)の接続部分を閉じて、精子が膀胱のほうへ逆流するのを防ぎます。また、排尿するときも、同じような機能で、排尿のコントロールをします。
前立腺から先の部分が尿と精液の両方の通り道になっていても、うまく機能するのは、前立腺の働きがあるからなんですね。
前立腺についてはわかっていない部分もありますが、男性にとってとても大切な臓器であることがわかっていただけたでしょうか?
それでは、次のページでは、前立腺肥大(前立腺肥大症)について解説していたいと思います。 |