前立腺肥大症の手術

-前立腺肥大症の手術について解説。(ぜんりつせんひだいしょうのしゅじゅつ)

前立腺肥大症手術

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前立腺肥大症の手術B〜物理治療

前立腺肥大症の手術

     前立腺肥大の手術B〜物理療法

 低侵襲手術(ていしんしゅうしゅじゅつ)には、前立腺の肥大している部分を、加熱によって治療する手術があります。

 これを「温熱療法(おんねつりょうほう)」といいます。患部を加熱することにより、その部分の組織を凝固・壊死させ、除去する手術です。

 温熱療法にも、いくつかの種類がありますので、順番にみていきましょう。


温熱療法〜 TUMT
(経尿道的前立腺マイクロ波高温度療法)
 けいにょうどうてきぜんりつぜんまいくろはこうおんどりょうほう
 TUMTでは、マイクロ波発振子(プロープ)を内臓したカテーテル(細い管状のもの)を尿道から入れて、患部へマイクロ波を発振し、患部を高温で 1時間程度暖めることで、肥大した組織を凝固・壊死させ治療します。

 この手術に使われるマイクロ波は、極超短波と呼ばれていて、短い波長の電波です。

 手術する場合は短期入院します。状態により、日帰りで受けられる場合もあります。


温熱療法〜 HIFU(ハイフ)
(高密度焦点式超音波療法)
 こうみつどしょうてんしきちょうおんぱりょうほう
 HIFUは、直腸から超音波プロープを入れて、前立腺へ超音波を発振することで、患部を凝固・壊死させ治療します。

 HIFUでは、超音波が熱源としてでなく、エコーとしても利用できるため、患部を正確にとらえて治療することができます。ですので、患部の回りの部分にほとんど損傷をあたえません。

 手術時間は 1時間から、症状によっては 3時間かかる場合もあります。基本的には短期入院が必要です。



尿道ステント留置法 (にょうどうすてんとりゅうちほう)
 前立腺肥大症がある方でも、排尿障害以外の合併症が無い場合、排尿障害を改善するために行われる治療として、尿道ステント留置法があります。

 これは患部を切除する治療法ではなく、ステントと呼ばれる金属線を編んで筒状にしたものを、閉塞(へいそく)している尿道の部分に入れて、尿が通るようにします。
 尿道ステント留置法には、永久留置型と一時留置型があります。

・尿道ステント留置法の長所
 治療が簡単で、すぐに排尿障害が改善されます。
・尿道ステント留置法の短所
 ステントの位置がずれることがある、感染症が起こる場合がある、ステントに石ができることがある、他


 それでは次のページでは、前立腺肥大症の開腹手術についてくわしく見ていきましょう。
 
 


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