視床出血

- 視床出血と脳出血の症状・種類について解説

視床出血とは

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について解説しています。脳卒中は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、脳卒中はとても危険な病気なのです。ですから脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について知ることで、脳卒中の症状・原因・治療やさらに気になる色々な情報などから、脳卒中を予防できるようにしましょう!
 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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脳出血の症状と種類B
〜視床出血・皮質下出血〜
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視床出血 (ししょう しゅっけつ)

 視床出血(ししょう しゅっけつ)とは、大脳半球に囲まれた位置にある間脳(かんのう)の一部を占める部位である「視床(ししょう)」に出血が起こる脳出血です。脳出血では 2番目に多くみられ、全体の約30%ぐらいを占めています。

 ちなみに、視床は、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚入力を大脳新皮質(だいのう しんひしつ)へ中継する役割があります。

 視床出血の症状は、「しびれ」、「片麻痺(かたまひ)」、「感覚障害」、などです。また、視床出血では、出血した後に「視床痛(ししょうつう)」という半身の激しい痛みが起こることがあります。

 出血が視床だけの場合は、症状はしびれを感じる程度ですが、基底核部の内包にまで出血がおよんでしまうと、麻痺が起こります。また、脳室が近いので、「脳室内出血(のうしつない しゅっけつ)」を起こすこともあります。

 視床出血は死亡率が高い脳出血ですが、命が助かっても、しびれ、痛み、意識障害、片麻痺、などの後遺症が残ることが多いです。



皮質下出血 (ひしつか しゅっけつ)

 皮質下出血とは、大脳半球の表面を覆う灰白質の皮質である「大脳皮質」のすぐ下で出血する脳出血です。頭頂葉(とうちょうよう)、側頭葉(そくとうよう)、前頭葉(ぜんとうよう)などの皮質下によく見られます。

 皮質下出血は、脳出血では3番目に多くみられ、全体の約5〜10%を占めています。

 症状は、出血する部位により異なりますが、「けいれん」を起こすことがあります。また、軽度から中等度の「片麻痺」、「失語」、「半盲(はんもう)」、などが起こります。

 皮質下出血は、他の脳出血よりも症状が軽いことが多いため、治療後の経過も良いことが多いです。



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