脳出血は、脳の出血する場所により、「被殻出血(ひかく しゅっけつ)」、「視床出血(ししょう しゅっけつ)」、「皮質下出血(ひしつか しゅっけつ)」、「脳幹出血(のうかん しゅっけつ)」、「小脳出血(しょうのう しゅっけつ)」の 5つの種類があります。
そして、出血する場所と出血範囲により脳出血の症状は変わってきます。
脳出血の症状は一気に現れます。脳出血の代表的な症状は、「頭痛」、「吐き気・嘔吐(おうと)」、「手足のしびれ」、「意識障害」、などで、脳出血が起こって数分で発症します。
出血は、すぐに止まる場合もありますが、数時間もの長い時間出血し続ける場合もあります。出血が続くと脳へのダメージも大きくなり、症状が悪化していきます。
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脳出血が起こる時間 |
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脳出血の症状・発作が起こるのは、多くの場合、日中の活動している時間です。これは、活動している時の方が血圧の変動が激しいためです。
外に出たときや、排便の時(いきんだ時)、入浴の時、興奮した時、などの、血圧が上昇する時に起こりやすいと言えます。
季節でいうと真夏と真冬に多く起こり、時間帯では朝の7時ごろと午後5時ごろと言われています。
脳出血の症状が見られたら、すぐに病院へいって専門医に診てもらいましょう。時間の経過により状態がどんどん悪化していまうことも多いので、少しでも異常が見られたらすぐに検査を受けましょう。
それでは、次のページからは、脳出血が起こった場所とそれによる症状について、発症がよく見られる順にくわしく見ていきましょう。
※次のページ「脳出血の種類と症状A〜被殻出血」へ続く・・・・
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