脳卒中は、頭痛や意識が遠くなって倒れるなどの症状が急激に起こる、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
確かに、それは間違いではありませんが、脳卒中の症状がいつも急激に現れるとは限らないのです。
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脳卒中の前兆・前触れ |
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脳卒中が起こる前の症状、つまり前兆・前触れともいえる症状が起こることがあります。
前兆や前触れが起こり、脳卒中を発症するケースは多いとはいえませんが、前兆が起こった段階ですぐに治療を受けることができれば、確実に治療後の状態(予後)は良くなります。
ですから、脳卒中の前兆・前触れの症状を知っておいて、すぐに対処できるようにしましょう。
脳卒中の前兆・前触れの症状は、下記の通りです。
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・顔や腕・足が突然しびれたり脱力感を感じる。(特に身体の右もしくは左半分) |
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・突然に意識障害が起こる。話すことや理解することが出来なくなる。 |
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・目が片方もしくは両方とも見えにくくなる。 |
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・突然にまともに歩けなくなる歩行障害、めまい、バランスや運動の協調障害。 |
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・明らかな原因のない突然の頭痛が起こる。 |
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症状はゆっくりと進行する場合もあります。また、少し時間がたつと症状が消えてしまう場合もあります。
このような場合、そのまま様子を見ようとしたり、ほうっておいてしまったりすることが多くなります。でも、この症状が脳卒中によるものである場合は、状況はどんどんと悪化していきます。
症状がさらに深刻になったり、一度消えた症状が再び現れたときには、とても危険な状態になってしまうこともあります。
ですから、上に記載しました脳卒中の前兆・前触れが起こったら、すぐに救急車を呼ぶなどして病院へ行きましょう。特に高齢者の方は十分注意して、体調の異変が少しでもあったら、周りの人に伝えましょう。周りの人も体調に十分注意してあげて下さい。
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脳卒中の種類別の前兆・前触れ |
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脳卒中は、「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」の 3つの種類が代表的なものですが、それぞれの前兆・前触れについて詳しく見たい方は、下記のページをご覧下さい。
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脳梗塞の前兆・前触れはこちら
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脳出血の前兆・前触れはこちら
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くも膜下出血の前兆・前触れはこちら
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それでは次のページでは、脳卒中の症状・発作について見ていきましょう。
※次のページ「脳卒中の症状・後遺症@」へ続く・・・・
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