※前のページ「脳卒中の応急処置A〜救急車を呼ぶ」の続きです↓
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救急車を呼んだら・・・・ |
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救急車へ電話したら、病気の人の「意識があるか」、「呼吸をしているか」、「脈があるか」、などを調べます。救急への電話の時に、電話の相手に患者さんの状態を聞かれるので、電話をかけながら行う場合もあると思います。
意識があるかの確認は、話しかけたり、刺激を与えたときに反応があるかどうかの確認です。脳卒中でも脳の発生した場所やその程度により、はっきり意識がある場合や、話しかけると反応があるが、まともに話しができない場合、まったく意識がない場合など、意識障害の程度は様々です。
意識障害を調べる方法は、まず声をかけます。名前を呼んだりして反応があり、はっきりと自分の症状などを病気の人が答えられるのであれば、意識障害はないと判断できます。
ただ、声をかけて反応があるが、はっきりと受け答えができなかったり、声をかけたり、つねったりして痛みをあたえても話すことができず、目を開けるなどの反応しかない場合は、意識障害があると判断できます。
また、声をかけたりつねったりしてもほどんど反応がない場合は、深い意識障害・昏睡状態(こんすいじょうたい)にあると考えられます。
呼吸があるかどうかの確認は、鼻と口から息がでているか、胸が上下しているかを確認します。
また、気道がふさがって呼吸が苦しくならないように、病気の人をあおむけにしてあごを突き出させます。
脈は、手首の内側の動脈や、のど仏のやや耳寄りの部分の動脈に指を2〜3本軽くふれて調べます。
もし呼吸がなかったり脈拍が無かったりしたら、人工呼吸と心臓マッサージを行います。119番に電話がつながっている場合は、指示を受けながら行うとよいでしょう。
それでは次のページでは、心臓マッサージと人工呼吸について見ていきましょう。
※次のページ「脳卒中の応急処置C〜心臓マッサージ」へ続く・・・・
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