自分の近くにいる人が脳卒中になったら、きちんとした応急処置をする必要があります。
応急処置をしないと、脳卒中を発症した人の後遺症が大きくなったり、命の危険もあります。
脳卒中の発作が起こった人(病気の人)がいたら、周りの人は落ち着いて、冷静に対処することが大切です。
あせらず冷静に行動するためにも、脳卒中への応急処置をしっかり覚えておきましょう。
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脳卒中が起こったら・・・ |
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脳卒中の症状のような異常が見られたら、なるべく動かさないようにすることが大切ですので、倒れてしまった場合は頭や身体をあまり動かさないようにします。また、意識はあるものの異常がある場合は、楽な状態にして、頭や身体を動かさないようにします。
倒れてしまった場所により、どうしても動かさなければならない場合は、起こしたりせず、寝かせたままシーツや布団などに乗せて、頭や身体を動かさないように十分注意して運ぶようにします。1人では難しいので、周りの人の手をかりましょう。
そして、患者さんの衣服のボタンを外したり、ネクタイやベルトなどをゆるめて、身体を楽な状態にします。
もし、倒れている人(脳卒中の発作が起こった人)が嘔吐してしまった(吐いてしまった)場合は、嘔吐したものが気管に詰まらないように横に向けます。失禁してしまっている(尿を漏らしている)場合でも、服を着替えさせたりせず、なるべく動かさないようにしましょう。
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