認知障害

- 脳卒中と認知障害・失認の症状・原因について解説

認知障害とは

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について解説しています。脳卒中は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、脳卒中はとても危険な病気なのです。ですから脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について理解し、脳卒中の症状・原因・治療・検査や、さらに気になる色々な情報などから、脳卒中を早期発見・予防できるようにしましょう!
 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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認知障害(にんち しょうがい)

 認知の障害は「失認(しつにん)」といいます。

 失認とは、感覚障害(視覚・聴覚・触覚など)が無いのに、知っているはずの物が何であるかわからなくなる状態です。

 失認には、「視覚失認」、「身体失認」、「聴覚失認」、「触覚失認」、「病態失認」など様々なものがありますが、日常生活に大きく関わる失認は、「物体失認」、「聴覚失認」、「半側空間無視(はんそく くうかん むし)」、「他誌的障害(たしてき しょうがい)」、などです。

・物体失行 (ぶったい しつにん)

 視覚失認の一つで、対象物がよく知っているはずのものでも、何だかわからなくなってしまう状態です。対象物を見ただけではそれを認知できないが、音を聞かせることや、触らせることで認識できます。


・聴覚失行 (ちょうかく しつにん)

 よく知っているはずの音(電話の音、インターホンの音など)が何なのかわからない状態です。


半側空間無視(はんそく くうかん むし)

 空間の右側もしくは左側どちらかが認識できなくなる状態です。認識できない側の壁や物が認識できないので、物があるのに気付かなかったり、歩いていて壁にぶつかったりしてしまいます。本人は、半分無くなったという感覚や自覚を全く持っていません。脳の右半球への障害により、左半側空間無視が起こることが多いです。


地誌的障害(ちしてき しょうがい)

 地誌的障害とは、道順がたどれなくなったり、よく知っている道で迷うという「地誌的見当識障害(道順障害)」と、地図で場所の位置を示したり、地理的な位置関係を言で説明したり示したりできなくなる「地誌的記憶障害」の 2種類に分けられます。




注意障害(ちゅうい しょうがい)

 注意障害とは、注意力・集中力が欠けて、集中して物事を行えない、行ってもミスが多い、ぼんやりした状態で、まとまりのある思考や会話ができない、我慢ができなくなる、などの状態です。本人には自覚がありません

 脳の右半球が広範囲に損傷されることにより現れるといわれています。



 それでは次のページでは、脳卒中の症状・後遺症の気分障害についてもう少しくわしくみていきましょう。

※次のページ「脳卒中の症状・後遺症G〜気分障害」へ続く・・・・


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