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気分障害〜うつ病(鬱病) |
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脳卒中になると、イライラして怒りっぽくなったり、意欲が低下して気分が落ち込んでしまうなど、気分や感情が不安定になる「気分障害(感情障害)」が起こることがあります。
気分障害とは、異常に興奮して活動的になる「躁(そう)」と、異常に落ち込み、意欲が無くなりやる気がしなくなる「鬱(うつ)」のどちらかの感情に支配されてしまうことで理性を失い、判断力も落ちてしまう状態のことです。
脳卒中になることで、後遺症などにより日常生活がうまくいかなくなり、その現実を受け止められないために、患者さんが落ちこんで喪失感(そうしつかん)から「うつ病(鬱病)」になりやすくなります。
また、脳卒中による鬱病の発症は、梗塞(こうそく)や出血などの異常が起こった脳の場所にも関連があるのではないかとも言われています。
鬱病(うつびょう)の症状は、意欲がなくなる、やる気がなくなる、不安を感じる、イライラする、だるい、食欲がなくなる、眠れなくなる、死にたくなる、などです。
脳卒中になった方には、高い確率でうつ病が起こります。鬱病になってしまうと、リハビリに対してもやる気がなくなってしまうので、鬱病の治療もしっかり行う必要があります。
脳卒中によるうつ病の治療は、薬による薬物療法を行います。
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