介護保険制度の解説

- 介護保険制度の解説と脳卒中について

介護保険制度解説

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について解説しています。脳卒中は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、脳卒中はとても危険な病気なのです。ですから脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について理解し、脳卒中の症状・原因・治療・検査や、さらに気になる色々な情報などから、脳卒中を早期発見・予防できるようにしましょう!
 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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     脳卒中と介護保険@〜介護保険制度とは?


介護保険制度とは?

 介護は、患者さんの後遺症の状態によっては、家族だけでは負担が大きすぎてしまうこともあります。

 介護は毎日のことで長く続きます。ですから、無理な介護生活は家族の方の精神・肉体に大きな負担となり、疲れ切ってしまいます。

 家族が無理をして介護をすることは、患者さんのためにもなりません。ですから、「介護保険制度」を利用するという方法もあります。

 介護保険とは、65歳以上の人が申請をすることで受けることができる介護サービスです。

 介護保険の加入は強制です。40歳以上の国民は全員強制的に介護保険に加入して「被保険者」となります。市区町村は、被保険者から保険料を徴収して事業を運営しています。

 ですから、脳卒中などの後遺症の程度によっては、介護保険のサービスを使うという方法もあります。

 介護保険では、65歳以上の方は「第 1号被保険者」40〜64歳までの人は「第2被保険者」と分類しています。

 介護保険が利用できるのは、第1号被保険者と、国が認定している特定疾患(特定疾病:ページ下の表参照)に当てはまっていて、さらに介護が必要な第2号被保険者です。

 脳卒中は、国が認定している病気ですので、64歳以下の「第2被保険者」でも後遺症の程度によっては介護保険を利用することができます。ただ、64歳以下の人は自分で市区町村へ介護申請をする必要があります。



介護保険と料金

 介護保険は無料ではありません。患者さんの後遺症の状態により、保険による負担される金額の上限(利用限度額)が決められています。

 利用限度額の9割(90%)は保険で負担してもらえますが、残りの 1割(10%)は利用者が支払わなければなりません。

 また、限度額を超えて介護サービスを利用すると、超えた分の料金は全て利用者が支払うことになります。

 福祉用具の購入に関しては、年度ごとに 10万円が支給されます。家を住みやすくするために改造する費用に関しては、上限 20万円までときめられていて、利用者はその 1割(10%)を負担することになります。



▼介護保険の利用条件
第 1被保険者 - 65歳以上の人
 介護が必要であると認定を受けることで、介護保険のサービスを受けることができます。
第 2被保険者 - 40歳以上〜64歳以下の人
 国が認定している特定疾患(特定の病気:下記表参照)に当てはまっていて、さらに介護が必要であると認定された場合、介護保険のサービスを受けることができます。


▼介護保険の特定疾患(特定疾病:とくていしっぺい) 15種類
・脳血管疾患(脳卒中など)
・糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害
・筋萎縮性側策硬化症
・後縦靱帯骨化症
・骨粗しょう症による骨折
・シャイ・ドレーガー症候群
・初老期の痴呆
・脊柱管狭窄症
・脊髄小脳変性症
・早老症(ウェルナー症候群)
・パーキンソン病
・閉塞性動脈硬化症
・関節リウマチ
・慢性閉塞性肺疾患
・両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う
 変形性関節症



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