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抗酸化物質とは? |
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抗酸化物質とは、酸化を防ぐ事ができる栄養素で、「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」、「クエン酸」、「ポリフェノール類(カテキン、フラボノイド、イソフラボン、他)」などがあります。
抗酸化物質は、私たちの体の中でも合成されますが、食品の中にも抗酸化作用のある栄養素が含まれているものがあります。
ですので、抗酸化作用のある栄養素やビタミンを含む食品を食べることで、活性酸素を抑えることがででるのです。
抗酸化作用のある「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」を含む食品は、緑黄色野菜が代表的なものです。
「クエン酸」を含む食品は酢、「ポリフェノール」を含む食品は、赤ワイン、チョコレート、日本茶、果物などです。
くわしくは、下記の表を参考にしてください。
ビタミンE |
ほうれん草、かぼちゃ、アボガド、アーモンド、ひまわりの種、コーン油、ひまわり油、綿実油、大豆油、うなぎ、さんま、からすみ、など |
ビタミンC |
アセロラ、ゆず、レモン、柿、オレンジ、いちご、キウイフルーツ、ピーマン(赤・黄・青)、ゴーヤ、パセリ、さつまいも、モロヘイヤ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、小松菜、ほうれん草、など |
ベータカロチン
(ビタミンA) |
赤じそ、パセリ、ほうれん草、モロヘイヤ、春菊、小松菜、にんじん、にら、かぼちゃ、チンゲンサイ、大根の葉、イチゴ、みかん、オレンジ、焼き海苔、わかめ、など |
ポリフェノール |
野菜(春菊、玉ねぎ、ししとう、ブロッコリー、トマト、さつまいも、れんこん、ハーブ類、など)
果物(いちご、りんご、バナナ、ぶどう、など)
飲み物(緑茶、赤ワイン、コーヒー、など)
チョコレート、大豆 |
クエン酸 |
酢、柑橘類、梅、桃、パイナップル、いちご、メロン、西洋なし、キウイフルーツ、など |
※ビタミンAには、初めからビタミンAとして動物性食品に多く含まれる「レチノール」と、
緑黄色野菜に含まれる「βカロチン(ベータ カロチン)」があります。βカロチンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わります。
1日で必要なビタミンEの量は、「成人男性で 10mg」、「成人女性で 8mg」 です。ビタミンCは、「男性と女性ともに 100mg」です。
抗酸化作用のあるビタミンをとるコツとしては、「ビタミンE」と「ビタミンC」は一緒にとったほうが効率的です。また、ビタミンCは熱に弱く水に溶けやすいので、加熱しすぎたり、水につけたりしすぎないように注意しましょう。
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