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卵巣がんの転移 |
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転移とは、がんが発生した場所から違う場所へ進行・増殖している状態です。
卵巣がんは、早期では症状がほとんどありません。がんがさらに進行したり、転移があったりして自覚症状があらわれてきます。
卵巣がんでいちばんよくみられる転移は、「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」です。卵巣がんによる腹膜播種は、卵巣の表面のがん細胞がバラバラと種をまくように腹膜に広がっていきます。腹膜播種さらに進行すると腹水(ふくすい)がたまります。
腹膜播種は卵巣の周りだけでなく、卵巣から離れた腹膜である横隔膜(おうかくまく)にもみられることがあります。横隔膜からさらに胸腔内(きょうくう ない)にガンが広がると胸水(きょうすい)がたまります。
卵巣がんは、リンパ節への転移もよくみられます。
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卵巣がんの再発 |
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再発とは、一度治療してなくなったようにみえたがんが、再び現れることです。
卵巣がんは、再発しやすいがんとして知られています。早期がんで治療をしても、再発により悪い結果になってしまう場合もあります。
卵巣がんが再発したら、がんの再発の状態に合わせて、手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線療法を行います。
再発に対する化学療法(抗がん剤治療)は症状緩和のひとつとして行われます。放射線療法は脳へ転移・再発した場合に行います。
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