外陰がんの症状は、初めは無症状ですが、そのうち外陰部の疼痛(とうつう)や しこり を感じるようになります。疼痛とは、鋭く刺すような痛みのことです。
また、かゆみや、外陰部の皮膚が白く荒い感じになる、排尿の時に外陰部がほてる感じがする、などの症状が起こる場合もあります。
がんが進行して潰瘍(かいよう)ができると、出血や分泌物がみられるようになります。潰瘍に尿や便が触れると、とても痛みます。がんの表面が破れると、生理とは関係ない出血や「おりもの」がでてきます。
※潰瘍とは、粘膜や皮膚の表面が炎症を起こしてくずれ、内部の組織にまでその傷が及んでいる状態のことです。