ステント治療

- ステント治療と心筋梗塞・狭心症について解説

ステント治療とは

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、心筋梗塞(しんきんこうそく)について解説しています。心筋梗塞は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、心筋梗塞はとても危険な病気なのです。ですから心筋梗塞について理解し、心筋梗塞の症状・原因・治療・検査や、さらに気になる色々な情報・基礎知識などから、心筋梗塞を早期発見・予防できるようにしましょう!
 心筋梗塞について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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心筋梗塞の治療C〜ステント治療
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     心筋梗塞の治療C〜ステント治療


※前のページ「心筋梗塞の治療B〜バルーン治療」の続きです↓


ステント治療

 ステント治療(ステント留置療法)とは、ステントと呼ばれるステンレスなどの金属でできたメッシュ状(網目状)の筒(つつ)をバルーンにかぶせて、それをカテーテルの中に通っているガイドワイヤーで冠動脈の狭くなってしまった部分に通します。

 そして、バルーンをふくらませてステントを広げます。バルーンはすぼめて取り除きますが、ステントは広がった状態で冠動脈の狭くなった部分に残すので、冠動脈を広げることができ、血流を正常に保つことができます。



ステント治療と再狭窄

 広げたステントはもとに戻ることはほとんとないので、ステントを使って広げた部分に再狭窄(さいきょうさく:治療後再び狭くなること)が起こることは、バルーン治療にくらべれば少ないです。

 ただ、ステントを使っても再狭窄が起こってしまったら、カッティングバルーンにより治療を行います。(カッティングバルーンについては、前のページ「心筋梗塞の治療B〜バルーン治療」をご覧下さい。)

  ステントのなかでバルーンを広げると、通常のバルーンでは滑ってしまいうまくいきませんが、カッティングバルーンだと表面の刃が滑り止めになるからです。

 ただし、刃で冠動脈の内側の壁を押すので、バルーンを広げたときに冠動脈に傷がつく危険性はあります。



薬剤溶出ステントとは?

 薬剤溶出ステント(やくざい ようしゅつ すてんと)とは、ステントに免疫抑制剤(めんえき よくせいざい)や抗がん剤をコーティングしたものです。

 薬剤溶出ステントを使うことで、ステント治療後にステントの中に血栓ができて、内部がふさがって(再狭窄して)しまう「ステント血栓症(すてんと けっせんしょう)」になる確率を低くすることが出来ます。

 通常のステントを使うと、治療の後にステント血栓症が起こることが多いので、ステント血栓症にならないように薬を塗ったステントが開発されました。

 ステント血栓症は、治療から 1週間ぐらいまでがいちばん発生しやすいため、薬剤溶出ステントを使うことで、1ヶ月ぐらいの間、ステントに塗られた薬により血栓ができにくくなり、血栓ができて狭窄(きょうさく)しやすい時期をやり過ごすことができるというわけです。



※次のページ「心筋梗塞の治療D〜ロータブレーター」へ続く・・・・


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