心筋梗塞の症状が出たら、すぐに循環器内科の医師に診てもらう必要があります。
心筋梗塞の代表的な症状は、「突然の胸が締めつけられるような痛み」や「冷や汗」が出ます。この症状は狭心症(きょうしんしょう)に似ていますが、狭心症は数分で症状がおさまるのに対し、心筋梗塞では症状が30分以上続きます。
心筋梗塞でも、症状がおさまるときがありますが、だからといってそのままにしてはいけません。これは心臓の筋肉の細胞が壊死(えし)したことで症状を感じなくなったためなので、とても危険な状態です。
症状が起きたら必ず病院へいって検査を受けることを忘れないでください。
病院での検査は様々なものがあります。検査については「心筋梗塞の診断と検査@」のページから解説・紹介しています。
そして、検査により心筋梗塞であるとされたら、治療を行います。心筋梗塞ではできるだけ早くに詰まった冠動脈の血流を回復させることが大切です。
治療方法は、「冠動脈インターベンション」、「冠動脈バイパス術」、「薬物療法」、の3つが代表的なものです。
どの治療を行うかは、患者さんの心筋梗塞の状態や、他に病気をもっているかどうかなどにより判断されます。
それでは次のページからは、冠動脈インターベンションについてくわしく診ていきましょう。
※次のページ「心筋梗塞の治療A〜冠動脈インターベンションT」へ続く・・・・
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