頻尿には様々な症状と原因があります。このページでは、頻尿の症状と原因についてくわしく見ていきましょう。
|
すぐに尿意を感じる |
|
この場合はだいたい膀胱炎(ぼうこうえん)であることが多いです。膀胱の粘膜が炎症を起こしているせいで、炎症を起こしている部分の神経が過敏になり、すぐに尿意を感じてしまいます。
膀胱炎は女性に多いです。性交によって、大腸菌が尿道に侵入してしまうケースがよく見られます。
膀胱炎になると、排尿の時に痛みを感じます。尿が濁り、排尿の後もまだ尿が残ってるような不快感を感じます。 |
|
夜間に排尿回数が増える |
|
このケースの頻尿の原因は、前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)、慢性腎不全(まんせんじんふぜん)、前立腺癌(ぜんりつせんがん)、膀胱頸部硬化症(ぼうこうけいぶこうかしょう)など、色々な可能性が考えられます。
特に、夜間頻尿は初期の前立腺肥大症の特徴的な症状です。
前立腺が肥大すると尿道が圧迫されて、トイレにいっても尿の勢いが弱いため、1回の排尿では尿が全部でなくなり、50〜
150ミリリットルぐらい膀胱に残ります。そのため、何回もトイレに行きたくなります。 |
|
腰痛とともにあらわれる頻尿 |
|
遊走腎(ゆうそうじん)では、腰痛とともに頻尿になります。これは腎盂(じんう)、尿管の反射減少によるものです。
腎臓は呼吸によって上下に動きますが、遊走腎とは、正常な範囲を超えて、腎臓が前後、左右に移動いてしまう状態のことです。若い、やせた女性に多く見られます。 |
|
女性に見られる頻尿 |
|
女性特有の頻尿の原因は、妊娠によるもの、子宮癌(しきゅうがん)、内分泌膀胱症(ないぶんぴつぼうこうしょう)などがあります。
女性は、妊娠することで膀胱が子宮によって圧迫されるため、妊娠によって頻尿になります。
内分泌膀胱症とは、女性の膀胱頸部(ぼうこうけいぶ)の刺激により、頻尿と排尿の不快感が起きる病気です。これは月経が始まる
1週間から 2週間前から症状があらわれ、月経が終わると症状はなくなります。 |
|