卵巣がんのステージ(病期)は、がんの広がりと進行の程度によりT期〜W期までの
4段階に分けられています。ステージの決定は、手術の時にがんの組織を採取して行う検査の結果を中心に決まります。
それでは、卵巣がんのステージとそれぞれのがんの状態を見ていきましょう。
▼卵巣がんのステージ(病期)分類
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・ステージT期 -
病巣が片側、もしくは両側の卵巣にとどまっている状態。(手術によりがんを完全に切除できます。) |
・ステージU期 -
卵巣の外にガンが進んで、卵巣の周辺(卵管、子宮、直腸、膀胱)などに広がっているが、骨盤内にとどまっている状態。(手術によりがんを完全に切除できます。) |
・ステージV期 -
がんが卵巣の周囲(骨盤内)の腹膜だけでなく上腹部にも転移している、あるいは後腹膜リンパ節転移している状態。(手術によりがんを完全に切除できない、進行がん。) |
・ステージW期 -
がんが腹腔外(ふくくうがい)の離れた臓器(肺、骨など)に転移しているか、あるいは肝臓に転移している状態。(手術によりがんを完全に切除できない、進行がん。) |
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