悪性リンパ腫の治療

-悪性リンパ腫の治療について解説。(あくせいりんぱしゅ)

悪性リンパ腫治療

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)について解説しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそガンについてしっかり目をむけて、悪性リンパ腫の様々な種類や、症状・原因・治療、さらに気になるがんについての色々な情報から、悪性リンパ腫をできるだけ早期発見・予防できるようにしましょう!
 がんにならないように、そしてガンに負けないように、当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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悪性リンパ腫の治療@
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悪性リンパ腫の治療は、悪性リンパ腫の種類によって適した治療法が行われますが、基本は化学療法(抗がん剤治療)放射線療法です。



ホジキン病(ホジキンリンパ腫)の治療

ホジキン病(ホジキンリンパ腫)治療は、T期では放射線療法、U期では放射線療法と化学療法(抗がん剤治療)が併用されます。V期とW期では、化学療法が主としておこなわれますが、放射線療法も行う場合があります。

最近では約70%以上の症例で寛解(かんかい:一時的、または永続的に正常な状態になること)になります。そしてその半数以上が 10年以上再発せずに生存することができます。



非ホジキンリンパ腫の治療

非ホジキンリンパ腫治療は、悪性度によって治療法を決定します。非ホジキンリンパ腫は、検査の段階でステージ分類だけでなく、病気の進行スピードにより「軽度悪性群」、「中等度悪性群」、「高度悪性群」、の3つの悪性群にも分類されます。中等度悪性リンパ腫と高度悪性リンパ腫は、日本人にいちばん多いタイプの悪性リンパ腫です。


軽度悪性群の治療は、T期とU期は放射線療法をメインとして行います。V期とW期は、放射線療法化学療法(抗がん剤治療)を併用して治療することで、多くの場合、腫瘍を縮小させることができ、異常な部分がなくなり一時的または永続的に正常な機能が回復することもあります。しかし、根治(こんち)させることは難しいです。

ただ、非ホジキンリンパ腫の軽度悪性群は増殖が遅く、治療が効きにくいという性質があるので、最初は治療をせず観察するのが普通です。また、軽度悪性群のB細胞リンパ腫は、中悪性度以上のリンパ腫へ進んでしまう場合があります。そして、B細胞型の大部分は白血病に移行します。


中等度悪性群・高度悪性群の治療は、化学療法(抗がん剤治療)がよく効くので、T期から化学療法を行っていきます。ただ、抗がん剤による治療が効いても治らない場合や再発した場合は、「造血幹細胞移植(ぞうけっかんさいぼういしょく)」を行います。

造血幹細胞移植とは、標準的な化学療法だけでは十分な効果が無かった場合や再発の可能性が高い場合に、大量の抗がん剤を使用することで治癒を期待する治療法です。

中等度悪性群・高度悪性群は進行が速く、早期の段階で中枢神経(ちゅうすうしんけい)や骨髄(こつずい)転移します。そうなると、白血病と似たような症状が起こる場合があります。



それでは次のページでは、悪性リンパ腫の化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療について見ていきましょう。

※次のページ「悪性リンパ腫の治療A」へ続く・・・・



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